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ForeAthlete 235Jレビュー(3):GPSの精度は?

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GPS機能付のランニングウォッチで最も気になるところは、肝心のGPSの精度ではないだろうか。

今までGarmin Forerunner 305と610を使ってきたので、それと比較してみる。

お気づきのとおり、過去に使用してきたForerunnerシリーズは米国版だったが、今回購入したForeAthlete 235Jは日本版で、日本の上空に浮かぶ人工衛星「みちびき」を利用して現在の位置を把握することができる。

おそらくそのためだと思われるが、衛星からの電波の捕捉が極めて早い。

305や610では本体が起動してから早ければ30秒から1分ほどで捕捉できた(遅いときは3、4分かかった)。

235Jはどうかというと、屋外で起動すると本体が立ち上がって1、2秒後(!)10秒後くらいには捕捉する。屋内でも捕捉できることがある。

これはかなりの違いである。ただしForeAthlete 235Jと同等の米国版製品であるForerunner 235と比較してみないと、「みちびき」対応による効果かどうかは分からない。単にGPSの感度が上がったからなのかもしれない。

さて、これだけ捕捉時間が短くなると、距離測定の精度も格段に上がっているのではないかと期待が高まる。

しかし実際のところ、毎日同じコースを走っていても、235Jが1キロのラップを取る位置は毎回異なる。私がいつも走る緑道には距離を表示するポールが立っているが、1キロで50m位ずれることはザラにある。ポールの位置もあまり正確ではない模様だが、235Jによる測定が不安定であることはうかがえる。

測定距離は、ほぼ一貫して610より短く出る。バッテリーの持続時間を延ばすために精度を犠牲にしているのではないだろうか。

そこで本体の設定モードから、「データ記録」を「スマート」から「毎秒」に変えてみたが、610との測定距離の差や緑道の距離表示との差はむしろ大きくなった。

610との差は「スマート」では1%程度(10キロで100m)、「毎秒」では3~4%程度となった。

610と235Jのどちらの測定距離が実際の距離に近いのかは分からないが、とにかく235Jの方が短く計測される。これが米国の上空に浮かぶ衛星と日本の上空に浮かぶ衛星の位置の違いに起因しているとしたら、235Jの距離の方が正確だと推測されるが、正確に距離の分かっているコースで実験してみないと分からない。

結論らしい結論が得られなかったので、GPSの精度については今後も機会があれば何らかの方法で検証してみたい。

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