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カテーテル治療を受けてきた!

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こんにちは、ダメっ子のぴぴおです。

昨日、4年近く悩まされていたハムストリングス付着部炎に運動器カテーテル治療を受けてきた

運動器カテーテル治療とは

運動器カテーテル治療でやることは、動脈からカテーテルを痛みの発生源に入れて抗生剤を注入し、悪い血管(モヤモヤ血管)をつぶすという処置。

この治療法は、長引く痛みの発生箇所には不要な血管が異常発生し、そこに神経が絡みついているので、その血管をつぶせば痛みの原因の神経もなくなり、痛みが消失する、という考え方に基づいている。

治療を受けることにした経緯

ハムストリングス付着部(坐骨結節)炎は治りにくいらしく、これで引退してしまう実業団のランナーも結構いると聞く。

僕は2016年9月にランニング中につまずいて転倒を回避しようとして無理な姿勢で着地をした拍子に左の坐骨結節を痛めた。2年以上、治らず、ずっと痛みに苦しんでいたところ、仲間のランナーの間で評判の治療院にかかり、数ヵ月の治療で2019年2~3月頃に回復した。

しかし回復したのもつかの間、今度は2019年3月にとある練習会に参加した際、右臀部に以前の左臀部と同様の痛みが発生。これも治療院で診てもらったのだが、今度は1年経っても治らない。

そうこうしているうちに、今度は筋トレをしているときに左の痛みが再発してしまった。これで右と左が両方痛くなり、にっちもさっちもいかなくなった。

オーバートレーニング症候群か男性更年期障害で体力が急速に低下しているところ、ケガも重なり、運動のパフォーマンスは下がる一方。

僕は走るのが大好きで、素人ながら「ランナー」であるというのが、自分のアイデンティティの一部になっている。それなのに、もはやその辺のおじさんよりも走れないというのは、アイデンティティの消失につながり、だんだんしょんぼりしてきた。

そんなわけで、もう一度楽しく走れるようになって、メンタル的にも元気を取り戻すために、大枚をはたいて手術を受けることにしたのだ。

僕は神経過敏で痛みにとても弱いので、麻酔も人よりも多く必要とするようだ。しかも今まで手術を受けたことがない。そのため、カテーテル治療は痛みがほとんどないと聞いても、とっても怖かった。

そんなダメっ子でも治療に耐えられた。その一部始終を報告しよう。

受付から手術の準備

施術は15:00の予約。クリニックには14:30までに到着しなければならない。

到着すると、まず誓約書や最近の血液検査の結果などを提出。そして、術後にスムーズに帰れるように、最初にお会計。カード払いもOK。

しばらくすると、看護師の方に呼ばれて浴衣みたいな服にお着替えして検温。鼠径部(内股)からカテーテルを注入するためパンツも脱ぐ(いやーん)。看護婦さんにまえばりをつけてもらう(いやーん)。

その後、先生に呼ばれて問診。初診の時の内容を確認して、事前に撮影したMRIの説明を受ける。左足の方が状態は悪いらしい。自分の感触と一致する。それから、ベッドにうつぶせで横になって、浴衣をペロンとめくられ(いやーん)お尻を超音波で調べてもらう。痛いところに目印としてピップエレキバンみたいのを貼ってもらう。

手術開始

いよいよ手術台に乗る(ドキドキ)。患部はお尻だけど、カテーテル治療だとお尻を上にする必要はなく、仰向けに寝る。スタッフは先生のほか、助手(見習いの医師だと思われる)と看護婦さんが一人ずつ(看護婦さんは最初と最後だけ)。鼠径部を消毒し、麻酔の注射!ちっくーん。これだけでも怖いんだよね~(汗)。

麻酔が効いてきたら、ついにカテーテル注入!まずは右、次に左の鼠径部から注入していった。これはほぼ何も感じない。僕はお腹の大動脈が普通の人よりもかなり複雑に曲がりくねっているらしく、カテーテルを入れるのが大変だったそうだ。

カテーテルが入ると、次は造影剤を注入。これが結構気持ち悪い。じわ~っと下半身が熱くなっていく。ち○ちんの先っぽまで熱くなるので、おじさんはおしっこを漏らしたかと思ったぞ(いやーん)。

カテーテルが入っていく様子などは、ベッドの上に設置されたレントゲンで撮影され、ベッド脇の大型モニターにリアルタイムで映し出される。先生はその映像を見ながら施術していく。思った以上に鮮明に血管が映る。

そうそう、右脚から入れたカテーテルは左のお尻に、左脚から入れたカテーテルは右のお尻に入ってるんだって。一体どこを通っているのと思って先生に聞いてみたら、お腹の大動脈を経由して体の反対側に行っているんだそうだ。カテーテルってすごい(驚)!

患部のモヤモヤ血管にカテーテルが到達すると、いよいよ薬剤を注入!・・・しかし何も感じない。

・・・と思いきや、場所によってはEMSの腹筋ベルト(電気の刺激で筋肉をプルプルさせるやつ)を着けたみたいにプルプル来るではないか!うわわわわ。痛みのあるところほどその傾向が強く、ハムの付着部などは、今まで触れられたことのないところを直接マッサージされている感じだった。麻酔が効いているのは、カテーテルを刺しているところだけなので、薬剤注入に伴う痛みはときどき感じるが、普通のマッサージよりも弱い(僕は患部が臀部だったので痛みを感じにくかったのかもしれない)。

先ほど書いたように僕は大動脈が曲がりくねっているため、カテーテルが思ったところになかなか届かないらしく、平均1時間から1時間半とされる手術時間が2時間半に及んだ。終盤は麻酔が切れかかってきて、カテーテルを刺しているところが少し痛くなり始めたので、麻酔を追加してもらった。

痛みはほとんどないとはいえ、ずっと緊張していたので、脂汗をたっぷりかいた。それにコロナ予防のマスクはつけっぱなしだったし、下半身はビニールみたいのでくるまれていたので、実際、暑かった。

手術が終わってから帰るまで

施術が終わると、カテーテルを抜いて、先生と助手の方がそれぞれ右と左の抜いた跡を10分ほど抑えてくれた。ストレッチャーに移って、休憩室に移動。そこでベッドに寝て1時間の休憩となった。動いちゃいけないのでボーッとしてた。

休憩の後、先生の説明を受ける。施術中のレントゲン写真を見せてもらうと、ケガの痛みを感じていた部分には確かにモヤモヤ血管があり、薬剤の注入でそれがきれいに消えていた。すげー!!

こちらのクリニックは、先生もスタッフの皆さんも非常に感じが良くて、最初から最後まで安心して過ごすことができた。

全部終わってクリニックを出て時計を見ると18:48。結構疲れたが、普通に電車で帰ることができた。

歩いてみると、ケガの痛みは少し増している。これはカテーテルと薬剤注入の刺激によるものだろう。強度の高い練習をした後の痛みと似ている。カテーテルを注入した傷跡が少し痛いので、歩くのはやや怖かったが、あまり問題なかった。痛がりの僕は、麻酔が切れたら痛いだろうと警戒していたが、それも大したことがなかった。

そんなわけで、無事に手術は終わった!先生の説明によると、ハムストリングス付着部炎の場合、痛みが消失するのに他の部位よりも時間がかかるそうだ。それでも、4年間悩まされた痛みから解放されれば万々歳だ。ちなみに運動は2週間禁止。

術後の経過は追って報告します!

ちなみに運動器カテーテル治療とモヤモヤ血管については、以下の書籍が詳しい。自分でモヤモヤ血管を消す簡単な方法も書いてある。



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