こんにちは、ダメっ子のぴぴおです。
前回まで称していた「ダメっ子改め、デキるおじさん」というのは、面倒くさいしアホらしくなってきたのでやめます。

腰痛は早めに手を打ったことが功を奏したのか、前回ほどひどい状況ではなく、今日は散歩ができるようになった。この調子なら、2、3日後にはゆっくり走れるかもしれない。
さて、皆さんは「過負荷の原則」をご存じだろうか。トレーニングに真面目に取り組んでいる人なら、聞いたことがあるかもしれない。
これが意味するのは、一言で言えば「一定以上の負荷をかけないと、トレーニングの効果は出ない」ということだ。
ガーミンを付けて練習すると、「トレーニング効果」という指標が表示される。これが1とか2だと、体力向上にはつながらず、3とか4だと効果が上がるという。つまり、これが3くらいにはなる練習でないと、過負荷の原則が働かないと言える。
その一方で、負荷が過剰だと故障につながる。やり過ぎもよくないのだ。ガーミンだとトレーニング効果「5:オーバーリーチ」が過剰負荷を表す。
したがって、トレーニングの効果を上げるには、過負荷の原則が働き、なおかつオーバーリーチにならない範囲に練習の負荷を収めることが重要だ。
例えば、過負荷になる負荷の下限が仮に「50」で、オーバーリーチになる負荷の下限が「100」だとすれば、負荷を50~100にすればよい。
これはよく言われている話だ。
しかしこの考え方には大前提がある。
過負荷になる負荷の方が、オーバーリーチになる負荷よりも低いということだ。
ダメっ子は思った。
近年は練習をしてもなかなか体力が向上せず、ちょっと頑張るとケガをする。
こうした経験が続くのはもしかしたら、「過負荷<オーバーリーチ」の関係が自分は逆転しているからなのではなかろうか。上の例に重ねると、過負荷の下限が「100」、オーバーリーチの下限が「50」になっているのだ。
したがって、普段の練習は過負荷の下限より低いので、練習をやっていても体力は向上しない。
そして、負荷を上げると、過負荷の下限に到達する前にオーバーリーチに達してしまうので、体力が上がる前にケガをする。
うーん、自分の状況をうまく説明できる考え方のような気がする・・・
こうなると、どんな練習をしても体力は向上しないことになる(涙)。
しかし、そうとは限らないかもしれない。
過負荷の下限を下回る練習をしていると、だんだん体力が低下して、過負荷の下限自体が下がってくる。
その一方で、仮にオーバーリーチの水準はあまり下がらないとすれば、いずれ、「過負荷<オーバーリーチ」の関係が回復することになる。
この状態になって初めて、負荷を一定の範囲に収めた練習の継続が体力の向上につながることになる。
ということは、今できるのは、体力が低下してもかまわずに負荷の低い練習を続けていくことだ。
この考え方に基づくと、練習の成果が現れるのは、かなり先のことになるわけだが、あきらめずに黙々とやっていくしかない。