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ランニングで腎臓と肝臓が悪化?

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こんにちは、ぴぴおです。

ランニングというと、健康によいというイメージを持っている人が多いと思うが、やりすぎると腎臓や肝臓の機能が低下する可能性があるようだ。僕自身の経験をお話ししよう。

体調不良の変遷-男性更年期障害の診断

僕は今年(2019年)の3月頃から体力と集中力の著しい低下を感じていた。

それまでは、いつもキロ5分半くらいのペースで走り出すと3キロくらいでエンジンがかかってきて、10キロ走るうちに自然とキロ4分半を切る辺りまでペースが上がっていた。それが、同じように走りだしても、3キロ走るとエンジンがかかるどころか、疲れて立ち止まりたくなってしまうようになったのだ。

仕事(翻訳)をしていても、すぐに集中力が切れてしまうので頻繁に休憩しないと持たない。それに、なんだか頭が働かず、深く考えることができない。午前中はまだよいのだが、夕方が近づくころには疲労困憊になり、作業のペースは大きく落ち、どうにかその日やるべき事を終わらせるのに必死という状態になる。

2017年3月頃にオーバートレーニング症候群というものになって体力が異常に低下したことがあったが、睡眠時間や食事などに気をつけて数カ月過ごした結果、症状が出る前のパフォーマンスを発揮できるまでには回復しなかったものの、2018年の初めには普通に運動しても問題ない状態にはなっていた。

ところが上記のように再び体力が低下し、仕事にも支障が出るようになったので、かかりつけの内科医を受診してみた。その結果、男性ホルモンの値が著しく低く、男性更年期障害と診断された。ちなみにオーバートレーニング症候群のときもホルモンの検査は行ったのだが、そのときは正常値だった。

症状の回復には注射で男性ホルモン(テストステロン)を補充するのが効果的とのことで、その方法での治療を始めた。

腎機能障害のリスク

ランニングは継続していたのだが、脚に痛みがあったため、4月頃から別の治療院にも通い始めた。そのときに治療院の先生に、男性更年期障害と診断されてホルモン注射を受けているという話をしたところ、衝撃の情報を教えてくれた。

「あー、それはしっかり治した方がいいですよ。40代後半でサブスリーを目指して頑張っている人なんかがよくそうなる。うちの患者さんにも同じ診断を受けた人が何人もいた」

「絶対にしばらく休んで治した方がいい。頑張り続けると腎臓が悪くなって、最悪、人工透析になる

えええー、人工透析!? いくら走るのが好きとはいえ、そりゃごめんだ。

先生のアドバイスは以下のとおり。

  • まずは3週間くらいは走るのを休む。筋トレは心拍数が大きく上がらない範囲に抑えればOK。プールで水中ウォークなどもよい。心拍数が大きく上がって汗をたくさんかく運動は、しばらく避けるべき。
  • 男性ホルモンを高めるためにタンパク質をとるのは大事だが、同時に脂質をたくさん摂取してしまうと腎臓に悪いので、ささみ肉とか大豆でタンパク質をとるとよい。お酢とかアミノ酸(アミノバリューとか)を積極的にとるのもよい。

スポーツ医学に詳しくないお医者さんは、この辺のアドバイスができないことが多いので、注意が必要なんだそうだ。

体調改善へ

先生のアドバイスを守って、1ヵ月ほど休んだ後、6月頃から少しずつランニングを再開した。再開したときは体重が増えていたので体が重かったが、逆に体のバネは戻ったような気がした。

また7月になって血液検査をしたところ、男性ホルモンの値が大幅に回復して正常値を上回るまでになっていた。

練習再開から2週間くらいすると、体が慣れてきて少し頑張って走れるようになってきた。しかしまだ以前のようには走れず、3キロで疲れてしまう状況はあまり変わらない

ここから少しずつ体力が回復していくことを期待して、秋のマラソンシーズンを目指し、リディアード式のメニューを開始(設定はかなり緩めにした)。

リディアード式のメニューは走る量は比較的多いが、緩やかなペースで走ることが多いので、あまり問題はないと感じていた。

しかし、夏場を過ぎて秋口になっても走力が上向いていかない。むしろ低下していく。最初は練習メニューを余裕でこなせていたのが、次第にきつくなり、ついにはこなすことができなくなった。

マラソン出場は諦め、リディアード式のメニューも10月半ばくらいで打ち切った(18週くらい続けた)。

再び体調不良に

そのころ、男性更年期障害の症状がまた気になるようになっていた。ランニングでも仕事でも、体力や集中力が続かない。10~15キロのペース走のペースがどんどん遅くなり、ついにはかなり一生懸命走ってもキロ5分を切れなくなった。前回、練習をやめたときよりもパフォーマンスが低い

そこで11月に4ヵ月ぶりにホルモン注射を打ちに行き、血液検査も行った。

すると案の定、男性ホルモンの値がまた基準値以下に下がっていることが分かった。ただし、最初に受診したときよりは高かった。

ホルモン補充治療を再開することにしたが、そもそも男性ホルモンの値とランニングのパフォーマンスに明確な結びつきが感じられない。

7月にホルモンの値が大きく上昇したが、パフォーマンスはほとんど変わらなかった。また直近のホルモンの値は最初に調べたときより高いが、ランニングのパフォーマンスは当時より悪い。

果たしてホルモンの値が回復すれば、体調も回復するのだろうか。

漢方薬との出会い

そんな不安を持っているところ、家内が耳寄りな情報を持ってきてくれた。隣の区に、漢方薬を処方してくれる有名なお医者さんがいるというのだ。

ネットで口コミを見ると不定愁訴の改善などに劇的な効果を発揮しているらしく、めちゃくちゃ評価が高い。

今まで体力低下の問題で色々な医療機関にかかってきたが、体力が低下したとはいっても同年代の平均的な人に比べるとまだ体力がある方らしく、「異常なし」と言われることがほとんどだった。男性更年期障害については、初めて問題として認めてもらえたが、症状の改善には至っていない。漢方に光明が見出せるかもしれない。

そう思った僕は、この間の日曜日の早朝、その医院に行ってきた。

噂どおり大変な人気で、診察時間が始まって10分ですでに20組待ち。僕は始業の1時間半前に行って名前を書いてきたので、6番目くらいに呼ばれた。

体力低下の原因は腎臓と肝臓の不調

先生は、僕が抱えている問題を聞いた後、脈拍を取って舌ベロを見た。

そして、前に受けた血液検査の結果を見せると、こういった。

「あなたくらいの年になれば男性ホルモンは低下していくもの。減ったものを足してやればよいという考え方に私は賛成しない。なぜ減ったのか原因を突き止めて、それを排除しなければならない」

「それに、ホルモンが増えても体調が回復しなかったということは、根本的な原因はホルモンではない

「私の感触では、腎臓と肝臓。この2つの大事な臓器が弱っているのが原因

腎臓が悪いというのは、治療院の先生と同じ見立てだ。確かに最近、クレアチニンの値が高い。0.61~1.04が標準のところ、1.10前後のことが多く、7月の検査では1.21に達していた。

11月の検査結果

「肝臓の数値が悪いけど、お酒は飲む?」

僕は、飲むけれど、1日ビール1缶程度だし、去年から今年にかけて4カ月完全断酒したものの、肝臓の数値は全然改善しなかったと答えた。

先生によると、お酒以外の原因も考えられるという。肝臓にも腎臓にも、運動のしすぎやサプリの摂取が悪影響を及ぼすことがあるそうだ。

結局、運動と飲酒とサプリの摂取を控えることを勧められた

そして2種類の漢方薬を処方された。

一つはクコシというもの。肝細胞の再生を促すそうだ。煎じて飲む。30分くらいグツグツ煮出さないといけないので面倒くさい。

もう一つは、ツムラの87番(六味丸エキス顆粒)。こちらは腎臓の機能を維持するのに役立つ。腎臓は破壊されてしまうと修復不能なんだそうだ。僕の腎臓は既に機能が低下しており、このまま悪化すれば、やはり人工透析のリスクがあるが、今はまだそこまで深刻な状態ではないので、ここで悪化を食い止めておけば透析は回避できるという。

この薬を飲み始めて2日しか経っていないので、効果があるかどうかはまだ検証できていないが、昨日、今日のランニングの調子は比較的良く、希望を感じている。

状況については、ブログで追々報告していこうと思っている。

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