昨日はブログにも書いたように、6キロをキロ5分よりも少し遅いペースで走ったら、息も絶え絶えだった。
そこへ今日たまたま、10年位前にランニングを再開したころの日誌を見つけた。当時はなかなか思い通りに走れずにもがいていた記憶があるが、日誌を読み返してみると、昨日よりもまだ少し速く走ってた(涙)。
でも体重と体脂肪は、今の方が当時よりもわずかに少ないことが分かった。
要するに走力と体組成を総合的にみると、今の状態はランニング「再初心者」だった10年位前とドッコイドッコイなのだ。
6年位前に近所のランニングクラブに入ってから走力がグングン上がって、去年はサブスリーの一歩手前まで来たのだが、今年の4月頃から体調不良になって、それまでの積み重ねが一気に崩れて10年前の体に戻ってしまった。
そう考えると悲しいが、また伸びしろのたくさんある初心者に戻ったと思うとお得かも。毎月5キロのタイムが縮まっていくといった、かつての急成長をまた味わえるのだとしたら、それはそれでウキウキするぞ。
しかも10年前と比べて、今の自分にはアドバンテージもある。これまで獲得した知識と経験から、どんな練習をすれば走力が上がるのかが、当時よりもよく分かっているのだ(年をとったこととケガを抱えていることは不利な点ではあるんだけど、それには目をつぶる)。
そんなことを考えていたら、体力は病気やケガで失われることがあるけれど、知識や経験が失われることは、脳障害とかにならない限りない、ということに気づいた。例えば、人並み外れたランニングの知識と経験を持っていれば、仮に体に問題があって走れなくなっても、自分が選手として走れる以上に長い期間にわたってコーチとしてやっていける。そういった意味では、頭の中身は体力以上に価値があるのかもしれない。
走力を取り戻すことも大事だけれど、この不思議な体力低下と、なかなか治らない股関節と臀部のケガを通じて、いろいろなことを学んでいくことも忘れないようにしよう!