「~桁台」って日本語どうなのよ

こんにちは、ダメっ子のぴぴおです。

いきなりだけど、1桁台、2桁台といった「~桁台」という言葉の使い方、どう思う?

僕としては、桁に台を付けるのは違和感があって、そうした使い方を避けているのだが、世の中的にはどうなんだろうと気になってググってみたら、報道機関でも頻繁に使われていることが分かった。

例を挙げると・・・

韓国 1日当たりの新規感染者数1桁台に (NHK)

4月の倒産6件で2カ月連続1桁台 (北日本新聞)

といった具合。

どうやら、これに違和感を持たない人の方が世の中には圧倒的に多いもよう。そういう人は、何にも問題ないと思うだろうから、どうしてこれがおかしいと思うのか説明する。

まず、「~桁台」のほかに、同じような意味で「~台」という表現が使われる例を考えてみよう。

  • 100メートル「9秒台」の記録
  • 円相場が1ドル「140円台」に下落
  • 体重が「70キロ台」に到達
  • 朝「5時台」に起きる

このように、「~台」とは普通、切りの良い数字から始まって、その数字が終わるまでの「範囲」を表すのに用いられる。

上記の最初の例でいえば、9秒台とは100分の1秒単位でみた場合、9.00秒から9.99秒を指す。

9秒8台とすれば、9.80秒から9.89秒を指すことになる。

翻って、今度は「桁」という言葉に注目してみる。

桁というのは、数字の位のことで、その前に数字が付くと、アラビア数字で10進法表記したときの数字の数を表すことになる。

例えば、365という数は3と6と5の3つの数字で書き表されるので3桁となる。

つまり、1桁といえば0~9、2桁といえば10~99、3桁といえば100~999の数字を表す。

ということは、「~桁」という言葉は、すでにそれ自体が範囲を表しているのだ。

したがって、範囲を表す「台」をそれに付けると余計になってしまう

それに、上記の「台」の使い方に厳密に従うと、「1桁台」が意味するのは0~9の数字ではなく、「1.4桁」とか「1.67桁」といった値になるが、そんな桁数は存在しない

これが、僕が「~桁台」という表現に違和感を持つ理由だ。

では、それに代わってどういう表現をすべきかといえば、単に「台」を取ればよいという話だ。

例えば、最初に挙げた2つの例は、それぞれ「1日当たりの新規感染者数1桁に」、「4月の倒産6件で2カ月連続1桁」としても、問題なく意味が通る。

他の人はどう考えているんだろうと思って、ググってみたら、我が意を得たりと言えるサイトを見つけた。

  • 「1桁台」(毎日新聞校閲センターの「毎日ことば」)

とはいえ、同様の見解を示したサイトはほかになかなか見当たらず、「~桁台」という表現に異を唱える人は相当な少数派のようだ。僕も意地を張らずに大勢に従うべきなのかな・・・

さて、このように「~桁台」という表現は広く使われているが、いろいろググったところ、「平成1桁(台)生まれ」といった組み合わせになると「台」を付けない言い方の方がかなり優勢だった。

一方、「~桁(台)前半/後半」という使い方になると、圧倒的に「台」を付ける方が優勢。「桁」が範囲を表していると意識しづらいため、それに直接、前半とか後半を付けるのには違和感があるのかもしれない。

う~ん、言葉って不思議。

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