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ケガはパフォーマンス向上につながったか

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久しぶりに自分のブログを読んでみたら、内容のつまらなさや文章のつたなさに赤面してしまった。しかしそんな中、比較的興味を持って読み返せたのが去年の7月に書いた「ケガはパフォーマンス向上のチャンス」というエントリーだ。

そう、あのときは度重なるケガに悩まされていた。特に当時負っていたケガはなかなか治らず、7月上旬から8月下旬まで2ヵ月近くにわたり、走ることをほぼあきらめざるを得なかった。

そこで回復したら二度と大きなケガをしないようにフォーム改善に取り組むことにしたというわけだ。それがパフォーマンスの向上につながることも期待して。

さて、およそ10ヵ月が経過した今、その結果を検証してみたいと思う。

まず、フォームは改善したのか。

昨年までのケガは大部分がふくらはぎに集中していた。ふくらはぎの筋肉に過度に依存したフォームだったため、そこに疲れが溜まりやすくなっていたのだ。

そこでChiRunnnig青山剛さんの本を参考にしてフォームを矯正してみた。主なポイントは、前傾すること、腕や脚をリラックスさせること、ふくらはぎを使って地面を蹴るのではなく足を置くだけにすること。

ふくらはぎに力が入るほか、上半身が後傾してしまうのも私のパフォーマンス向上を妨げている悪い癖だった。ふくらはぎを使わないようにするというのは感覚として難しいので、まずは後傾の矯正に重点を置いた。ただし急に変えるとそれもケガにつながるので、痛みが出ないようにすることを最優先に少しずつ変えていくことにした。

数ヵ月後にはかなり改善したという感触を持っていたのだが、3月に走った横浜マラソンの写真を見ると、まだまだだった。

真ん中の緑のシャツのランナーが私

しかし日々フォームを意識するうちに前傾以上に改善した点があった。リラックスして走れるようになってきたのだ。ケガが治って間もない9月の第3日曜に参加した「よこはま月例マラソン」の5キロに出場したとき、ケガの再発を避けるため脱力して走ったところ、あまり疲れないのにベストに近いタイムが出た。

今までは体のあちこちに力が入っていたが、5キロなどの短い距離でタイムを出そうと思えばある程度力が入るのは仕方がないと思っていた。しかし力を抜いた方が疲れないので終盤まで無理せずペースが維持できるし、そもそも絶対的なスピードもおそらく力を抜いた方が速い。

知識としてではなく、体感としてこのことに気付いたのは非常に大きかった。

ケガから回復して意識したことがもう一つある。毎日走ることだ。「毎日のように走る」のではなく、文字通り「毎日」走る。本稿執筆現在、282日連続で走っている(厳密に言うと、序盤はまだケガが治っていなかったのでウォーキングの日が混ざっているが、この間、毎日外に出て有酸素運動を行っている)。

毎日走るためには、疲れを確実に抜く必要がある。そこで次の3点に気をつけた。

1. 週に1度は必ず疲労抜き(アクティブレスト)の日を作る
2. 風呂上がりにストレッチをする
3. 練習後と入浴中にシャワーで足をアイシングする

それと練習で過度にスピードを追求しないようにした。以前は毎週水曜日に10キロのタイムトライアルを敢行していたが、これは自分には負担が大きすぎると思ったので、ペースを少し落としてリラックスして走る練習をすることにした。

こうした対策の結果、果たしてどのような成果が出たのだろうか。

まず、5キロのタイムが縮まった。

ケガをするまでは前年(2013年)の夏に出した19分10秒がベストだった(つまり1年間ベストを更新していなかった)が、8月下旬にランニングを再開した後は、11月に19分2秒、1月に18分59秒、4月に18分45秒と3度もベストを更新することができている。

またフルマラソンのベストも更新できた。従来のベストは19年前、20代前半の頃に出した3時間18分40秒、近年では2012年11月の大田原マラソンで出した3時間19分17秒だった。

それが昨年11月のつくばマラソンでは、練習の一環としてほぼペース走で走ったところ、3時間18分47秒と20代の頃のベストに肉薄。

勝負レースとしていた3月の横浜マラソンでは、当初、3時間6分程度を目標に掲げていたが、複数のラン友にサブスリー挑戦を勧められ、直前に計画を修正。結果としてサブスリー・ペースでは25キロほどしか走れなかったが、3時間11分30秒と大幅にベストを更新できた。ちなみにハーフの通過タイムも1時間28分程度と、従来のベスト(ハーフのレースとしては1時間37分くらい、2012年の大田原の通過タイムは1時間34分くらい)よりもかなり速かった。

結論として、「ケガはパフォーマンス向上につながった」といえよう。

この10ヵ月間で練習のコツも何となくつかめた感じがして、何をやっても空回りだった去年の前半までとは状況が大きく変わった。

これまでの良い流れを維持して、来シーズンはさらに大きな成果を上げたい。

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