ハイテクハーフマラソンを走ってきた。
走り込みの練習をしている最中のレースということで、あまり記録にこだわりはない。
しかし一昨日のテンポ走の感触がちょっと良かったので、ペース走として気持ちよく走ってもベストが出るのではないかと少し期待していた。
何せ、僕のハーフの大会でのベスト記録は昨年10月の1月29分52秒と低く、体調が普通の時にまじめに走れば、すぐに更新できる水準なのだ。フルマラソンのハーフ通過で、それより速く走ったことは何度かあるんだけどね。
今日の計画は、心地よいペースで走り出し、後半を上げてネガティブ・スプリットで1時間半を切る、というもの。
実際はどうなったのか。
天気は、雪予報が一時期出ていたが、結局、朝方は曇っていたものの、スタートの10時が近づくにつれて晴れてきた。
気温は、会場に着いたときはかなり低く感じられ、寒かった。長袖+半袖+ネックウォーマー+使い捨てカイロ+レインコートといった格好になり、荷物を預けたが、その直後から日が出てきて気温が上がりだした。
スタートのころには、長袖+短パンでちょうどいいくらいの気温になったが、時すでに遅し。さいたまマラソンに続いて、誤ったウエアの選択をしてしまった。
それから、並ぶのが遅れて、結構後ろの方になってしまった。ウェーブスタートなので、後発の人の雰囲気につられてしまったかも。
スタートの号砲が鳴ったのもよく分からず、時計のボタンを押し損ねた。振り返ってみると、最初は失敗ばっかり。
スタート直前に脱いだレインコートを右手に、使い捨てカイロを左手に持って走る。エイドで捨てようと思っているが、なかなかエイドが出てこない。
1キロのラップは4分20秒台。渋滞の中なので悪くはないか。2キロは4’13。気持ちよいペースで走ろうとは考えていたが、1時間半を切るという目標もあるので、4’15をどうしても意識してしまう。
調子が良いときは、フルのレースで脱力して走っても4分1桁になるが、今日は少しプッシュしてこのペース。フルでは持たない感じだが、ハーフなら最後までいけるかな。
4キロでようやくゴミが捨てられた。これでリラックスして走れるか。
この間のさいたまマラソンでは、体が後傾していたのが分かったが、今日は前傾できている感じ。しかし地面の反発を意識するあまり、バネを使って跳ねてしまっているのかもしれない。7、8キロで心肺も筋肉も少し疲れてきた。
ネガティブで90分を切る目標のために、少しペースを落としてみる。
10キロを通過して折り返し。これまで弱い向かい風だったし、上流に向かってやや上ってきたので帰りは楽になるはず。ここから少し頑張り度を上げてネガティブで行きますよ~。
しかし、13キロを過ぎてから急に向かい風が強くなってきた。気がつくと、ペースが4分20秒台に落ちている。
14キロも15キロも16キロも4分20秒台。それどころか30秒台が近づいてきた。往路より少し頑張っているのにペースは10秒以上落ちている。なんでサブスリーペースでハーフ持たないの?
ここに来て女性ランナー数名に抜かされる。このレベルの女性ランナーはフォームが素晴らしい。
僕も彼女らを見習い、とにかくフォームを維持して、少しだけ頑張って走り続けた。最後の5キロはスパートして4分1桁くらいで押して行くか?とも思ったが、このところの練習の流れを意識して全力を出しきらないようにした。ただしペースダウンはしない程度には頑張った。
ゴールをして時計を止めると1:31:47。スタートの号砲が聞こえなかったので、ゴールタイムは数秒遅いと思う。ネットではここから1分引いて1:30:47くらい。あちゃー、90分超えちゃった。
ベストならず~(涙)。ガーミン上のハーフのベスト(2017年9月以降)も、去年3月のはなももマラソンの通過タイム(1時間31分20秒)のまま。
気持ちよく走れたが、タイムにはちょっと納得できない。

調子が戻ってきたと思ったけど、まだまだ持久力が回復していないようだ。去年のはなもものハーフ通過の方が今日よりも速かったか~。
このまま走り込みを続ければ、持久力は戻るのだろうか。それとも、ここで練習スタイルをまた調整した方がよいのだろうか。
ちょっと考える!