今年のランニングにおける目標の一つは「打倒ガンマGTP-安心してお酒が飲める体に-」であった。
昨年末、7、8年ぶりに健康診断を受けたところ、収縮期血圧、拡張期血圧、LDLコレステロール、γ(ガンマ)GTP、AST(GOT)、血清尿酸の6項目が、横浜市健康福祉局の定める基準値を超えていた。
特に肝臓の健康度を示す指標のγGTPは、基準値の上の「保健指導判定値」どころか、そのまた上の「受診勧奨値」に達する105。
今まで健康診断といえば「全て異常なし」が当たり前で、健康にはある程度自信があった。まさに青天の霹靂。かなりの衝撃を受けた。
悪かった項目を見ると、「お酒の飲み過ぎ」という判定にならざるをえない。酒が弱いのにビールが好きで、大した量ではないもののほぼ毎日家で飲み、飲み会では大量に飲んでしまう。そんな20年間のツケがいよいよ回ってきたのだ。
そこで今年の2月くらいから、平日は極力飲まず、休日もビール350缶1本程度にとどめる、という生活を心がけてきた。
加えて4月からは、地元の緑道ランナーグループ、TR2ECの方々と一緒に土曜早朝に走り、脂肪燃焼にも努めてきた。
夏場は暑さと諸々のイベント(帰省、旅行など)の誘惑に負け、ついつい飲んでしまう日が多くなったが、10月2日からは気合いの3週間完全断酒で運命の健康診断の日を迎えた。
これで数値が悪ければ今後も完全断酒ということになるかもしれない。10月1日にTR2ECの飲み会で楽しくベロベロに酔ったので、もう飲めない体になっても悔いはない…というのは二日酔いだった飲み会翌日の感想にすぎず、やっぱりたくさん走ってたくさん飲みたいというのが、正直なところだ。
検査は尿検査、採血と、淡々と進んでいく。結果が分かるのは来週だ。唯一、血圧だけは、先生が測った数値を見て異常値でないことをその場で確認(小さくガッツポーズ)。
果たしてコレステロールは? γGTPは…?
翌週、クリニックに検査結果を聞きに行った。待つこと数十分。
pipioさーん。はーい。
「えーっと、尿も血液もきれいでした。異常なしです」
やったー。僕は心の中で、仮面ライダーフォーゼの「宇宙キター」のポーズを取っていた(↓)。
懸案だった諸々の数値はこうなった。
LDLコレステロール 141→102
収縮期血圧 130→113
拡張期血圧 90→56
血清尿酸 7.3→6.7
AST(GOT) 32→27
γGTP 105→78
横浜市の基準では「保健指導判定値」に該当する値もあったが、検査機関の基準値には収まっていたため、医師からの指摘はなかったようだ。
大手を振って酒が飲めるというほどの改善ではないかもしれないが、少なくとも完全断酒を続けることはなさそうだ。バンザイ。
細かく見ると基準値スレスレの項目もいろいろあるので、これからも健康には気をつけていこう。