先月、男性ホルモンの注射を打っても疲れやすい症状が全然改善してこないため、セカンドオピニオンを求めて別の医師を訪ねてみた。
血液検査を受けたところ、γGTPと白血球数の値が高かったので、再度の血液検査と内臓のエコー検査を受けることになった。
その結果、内臓には良性と思われる小さな腫瘍が幾つかあるのが分かったが、これは5年位前にCTスキャンまでして問題なしだったので、あまり驚かなかった。
驚いたのは翌週に知らされた2回目の血液検査の結果だ。
それがこちら。じゃん!

左が4月の結果、右が5月の結果。基準値を超えていることを示すHのマークが4つから2つに減っている。
それ以上に注目すべきなのは、γGTP(この表では「γGT」と表記)が226から79へと大幅に低下していることだ。
基準値が75以下なのでHマークは残ったが、これほどの低下は自分としては驚異的。
そもそも、2010年に105を記録して以来、僕のγGTPの値はほぼ一貫して上昇傾向を辿り、基準値を下回ったことは78を記録した2011年しかなかった(このときは79までが基準値だった)。2012年以降は130台、150台、180台と上昇し、近年は200台に到達。前回4月の226は過去最高値だった。
γGTPが高いと必ず指摘されるのが「お酒の飲み過ぎ」だが、去年の12月に検査を受けたときは3ヵ月にわたり完全断酒していたのに186だった。前年の203からは低下したものの、基準値を大幅に上回る状況は変わらず、断酒の効果があったとは言えなかった。
ちなみに今回は断酒などせず、前日までの5日間にお酒を8杯(ビール350ml相当で1杯にカウント)飲んでいた。これは近年の僕にしては結構飲んでいる方。
では、γGTPが減ったのはなぜだろう。
この1ヵ月間で今までの生活と大きく異なるのは、ほとんど走っていないこと。
どうやら僕のγGTPが高かった原因は、お酒の飲み過ぎではなく、走り過ぎだったようである。
ランナーの中にはγGTPが高い人が結構多くいて、自分もたくさん走るようになったらγGTPが上がったので、ランニングにはγGTPの数値を押し上げる効果があるのではないかと常々思っていたが、今までどの医師に聞いてみても、ことごとく否定されきた。
しかし、この結果を踏まえると、やっぱりランニングはγGTPの値に影響を与えるんじゃないかと思う。もちろんサンプルが自分しかいないので、確実ではないし、人によるのかもしれないが、そう推定する根拠は十分ではなかろうか。
何にせよ、健康状態が改善してよかったし、お酒を飲んでも問題なさそうだと分かったのもよかった。
さて、さらに健康状態を改善して、そろそろ少しずつ体力の向上も目指していこうかな!