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翻訳の勉強はターゲットとする能力別に焦点を当てる方が効率的かも

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こんにちは、実務翻訳者のぴぴおです。

先日は、お金をかけずに翻訳の勉強をする方法として、優れた翻訳者の訳文と原文を見比べる方法を紹介しました。

この方法は翻訳の総合力を鍛える仕上げ的な練習として効果があると思います。(1)ソース言語の読解力の強化、(2)ターゲット言語の表現力の向上、(3)専門知識の確認、(4)ソース/ターゲット言語間の転換方法の学習、が一度にできるからです。

しかし、いろいろなことが一度にできるが故に焦点がぼやけてしまうという問題があります。

そのため、ソース言語の読解力、ターゲット言語の表現力、専門知識を個別に学習する必要もあると思います。この3つの能力をそれぞれの分野の専門家と同等の水準まで引き上げるのが理想です。表現力が専門家の域に達しているというのは、ライターとして仕事ができるということですし、例えば金融の知識を専門家並みに持っているというのは、金融機関で働ける力があるということなので、翻訳者としてそこまで達するのは難しいことかもしれませんが、一流の翻訳者を目指すのであれば、あくまでもそのレベルを目指すべきだと思います。

ソース言語の読解力を上げるには、英語の場合、大学受験の参考書などでもよい本があるので、そうした本を使って勉強してみるというのも一つの方法でしょう。

自分が訳出する分野の文章を中心に雑誌や書籍を読みあさり、できるだけ速く正確に読み取る練習をするというのもいいでしょう。リスニングも、一読して素早く内容を把握する練習になります。

表現力を磨くには、やはり良い文章をたくさん読むのが重要でしょう。さらにそうした文章を書き写す(いわゆる”写経”)のも良い訓練になるようです。

専門知識は専門書を読んで体系的に知識を獲得するほか、その分野の新聞や雑誌を読んで新しい情報を常に把握しておくことが重要でしょう。

これらの勉強に取り組む際にはもちろん、自分がどのような能力を獲得しようとしているのかを意識することが大事です。

それぞれの具体的な勉強方法については、今後また掘り下げていこうと思いますが、バランス良く勉強メニューを日常生活に組み込むことができれば、少しずつ翻訳の能力が向上していくと思います。

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