ダメっ子は以前、PDFの資料を読むためにKobo Aura Oneを買った。
このブログで簡単なレビューを書いたように、まずまず満足していたのだが、いつも読む資料は、そのレビュー記事で例として挙げた文書よりもだいぶ字が小さくて、やっぱり読みづらい。
そこで、今度はKindle Fire HD 10を試してみた。試したっていうか、そう、買ってみたんですよ。ダメっ子は、すぐにガジェットを買いたくなってしまう。

Fire HD 10がどうして欲しくなったかというと、幾つか理由がある。
PDFが読みたいからに他ならないのだが、上記のようにKoboでは結局、いまひとつだった。そこで、手元にあるFire 7で試しにPDFをアプリで開いてみたところ、拡大・縮小はもちろん自在にできるし、書き込みも以前のAcrobat Readerよりもかなり自由にできるようになっていた。
機能的には非常に使い安いのだが、Fire 7だと動作が重い。しかも画面が小さいから、やはり一覧性に欠ける。
そこで、画面が大きくて、CPUの性能もかなり高いFire HD 10にしたら、かなり快適になるのではないかと思ったのだ。
しかもこのタブレット、かなりコスパが高い。なんとダメっ子が買ったときは、64GBのストレージを搭載したモデルで22,980円。プライム会員だと4,000円割引で18,980円になった(今は、プライム会員向けの割引がなくなった代わりに、定価が19,980円に下がっている)。
プライム会員用の音楽や映画の無料コンテンツを楽しんだり、日経新聞のアプリとかも読めるし、裏技でGoogle Playを入れれば、楽天Koboだって読める。
これは買いなのではないか。そう思ったら、Fire HD 10のことが頭から離れなくなったので、思いきって買ってしまった。
買ってみたら、これは確かにコスパが高い。画面はきれいだし、動作はサクサク。嫁さんが持っているiPad Proには、やや見劣りするものの、値段が5分の1くらいだから大満足だ。
早速、PDFも読んでみたし、WebサイトやKoboや、Prime Readingの本も読んでみたし、Calibreで飛ばしたEconomistの記事も読んでみた。

操作がしやすくて快適だ!
しかし、いくつか問題があった。まず、当たり前だけど、日本のamazonのアカウントに紐付けしたので、米国のAmazon.comで買ったコンテンツは読めない。
それから、Kindleアプリで英語の本を読んでいるときに、英和辞典を引くと、小窓画面の日本語が文字化けする。全画面表示にすると読めるのだが、面倒くさい。Fire 7では、このバグは見られない。(訂正:Fire 7でも日本のアカウントに紐付けするとと同じだった)
USアカウントに紐付けしたKindleには英辞郎を入れてあるので、日本アカウントでも買おうと思ったが、日本のamazonではKindleの辞書引きに使える英辞郎が売っていなかった!
とはいえ、この辺の問題を差し引いても、Fire HD 10の快適さは高い。
それでも、これで文書を読むのは止めることにした。
読んでいると、やっぱり目が疲れてしまうからだ。動画や映画などを見る分には、あまり問題がないのだが、液晶画面でものを読むと、ダメっ子はものすごく目が疲れてしまう。画面が大きければ、あまり疲れないかも、と思ったが、やっぱりダメージがとても大きく、老眼が進んでしまう感じもする。
なので結局、PDFは紙かKoboで、英語の本、Economist、Runners WorldはKindle Keyboardで、日本語の電子書籍はKoboで読むことにしている。
でも、Kindle Fire 10 HDは、所有していてなんだか嬉しくなるし、使いたくなる。なかなかお勧めの端末ではある。
※続報はこちら(PDFを読む端末はKindle Fire HD 10に落ち着く)