10月1日(日)は、相模原で東日本ハーフマラソンの10キロの部に出場した後、池袋に行って13:15から始まる翻訳フォーラムの勉強会に参加した。
11時頃までレースを走ったあと、軽くダウンとストレッチをして、着替えて、おにぎり1個食べて、相模原駅にダッシュ。無事に13時に池袋駅に着き、なんとか間に合った(汗)。
翻訳フォーラムのイベントと言えば、何年か前、オフ会のチケットを購入して参加する予定だったが、当日都合が悪くなって行けなかったということがあった。そんなわけで、今回が初参加。
勉強会のテーマは「述語から読む・訳す」。
それってどういうこと?
どうやら、文の中から述語を識別し、述語を中心にその他の要素の関係を把握して文意を理解し、その理解に基づいて翻訳する、ということのようだ。
その関係を表した図を衛星図という。惑星(述語)を中心に衛星(主語やその他の要素)が回っているイメージか。
この図を書くと、文の各部分の役割が見えて、構文について考えられるようになるので、まともな文が書けるようになるという。
この辺の話は、図がないと説明しがたいな。まあ、詳しい内容については、ここでは述べない。知りたい人は、日本翻訳連盟(JTF)の機関誌に同じ内容の一部が掲載されるそうなので、そちらを参考にして欲しい。
勉強会は講義だけでなく、実習もある。まず、日本語の文の述語を識別し、それが動詞述語、形容詞述語、名詞述語のどれかを判断するということをやった。次にグループに分かれて、most(ほとんどの)という単語が入った辞書の例文の訳文を読んで、mostがどのように訳されているかを分析し、6つのパターンに分類。さらに1つの文を5つないし6つのパターンに訳し分けるということをした。
勉強会は13:15から16:45くらいまで3時間半に及んだ。レースを走った後なので、眠くなってしまうのを危惧していたが、杞憂に終わった。興味深いテーマだったうえ、講義と演習のバランスも良く、時間を忘れて終始集中できた。
みんな電子辞書を持ってきていたが、なくても今回は困らなかった。僕は勉強会の前にレースがあったから、電子辞書は持ちたくなかった(壊れる恐れがあるので)。あと名刺を持っていくのを忘れたのは失敗だった。前の晩に床に入ったときに荷物に名刺を入れていないことを思い出したが、翌朝になったらすっかりそのことを忘れてた。名刺もないし、時間に余裕もなかったので、あまり他の人と交流できなかったのが心残りだった。
翻訳関連の集まりに行くと、勉強にも刺激にもなるな。またこういう機会があれば、積極的に参加してみよう。