「好きなことをして生きていく」とか、「好きなことを仕事にする」とかいうのは、最近”はやり”のテーマらしい。
試しにAmazonのサイトで「好きなこと」をキーワードに和書の検索をかけると、同じようなタイトルの本がたくさん出てくる。

好きなことを仕事にする、あるいは生活の中心にするというのは、おそらく誰しもがあこがれる幸せな生き方だから、こういう本がたくさん売れるのだろう。
ダメっ子はどうかといえば、結構、好き勝手なことをして生きている。ダメ人間だから、苦手なことは多いし、それを克服することもできない。結果として、ほぼ好きなことばかりしている。一応、あまり好きでもないトイレ掃除とかもしているが(当たり前か ^^)、好きな翻訳を仕事にしているし、趣味のランニングも毎日できている。
これはサラリーマンをやめるときに思い描いていた理想の生活だ。
いろんなことを頑張って、その時々でいろいろな選択をしてきた結果、少しずつ理想の生活に近づいて今に至る。
しかし最近、こういう理想の生活をしているにもかかわらず、ハッピー度が以前ほど高くない。
なぜだろう。
よく考えてみたら、自分の成長が感じられなくなっているからかもしれない。
以前は仕事については、「こんな仕事やあんな仕事も引き受けて何とかこなした」とか「レートや年収が上がった」とか「お客さんに褒められた」とかいうことがあったが、最近はほとんど同じことばかりしているのでマンネリ化しつつある。
ランニングについても、去年、オーバートレーニング症候群になってからは自己ベストを更新できていないし、更新に挑戦することすらできていない。
そんなわけで、日ごろからワクワクすることが以前より少なくなっている。
仕事にしてもランニングにしても、幸福感と充実感を高めるために、何か工夫が必要になってきた気がする。
幸いにも好きなことをして生きていく体制は整っているので、あとは好きなことにもっとのめり込んで、ワクワクしながら自分を成長させるように、考え方を変えるとか、新しいことを始めるとか、やる気が奮い立つ目標を見つけるとかしてみようと思う。
ダメっ子の好きなこと、得意なこと、他の人に比べて知識や経験が多いこと、興味のあること・・・その辺を考慮に入れて、他の人にできないサービスを提供するといったことができないか、よく考えてみようかな!