ダメっ子は、金融翻訳をしているので、日本語と英語で金融・経済関連の情報を入手することは業務上、結構重要になる。
そこで日本語では、ありきたりだが日経を読んでいる。英語はかつて、WSJ.comの有料版を契約して、その記事を毎日CalibreでKindleに飛ばして読んでいた。
しかしWSJ.comの購読料が年々上がる上、なぜかCalibreでの転送ができなくなったので(記事のデータが増えすぎたから?)、解約した。
その後はEconomistを読んでいたが、日刊紙も読みたいと思ったので、米国のAmazon.comで、KindleのFinancial Times US Editionの定期購読を試してみた(14日間無料で試せる)。ちなみに以前はオリジナルのUK Editionもあったのだが、今は扱いがなくなっていた。
FTを本家のオンライン版で契約すると、一番安いプランでも週870円(4週間で3480円)。Amazonで契約するKindle版は1ヵ月14.99ドルと、その半額以下。(ちなみに紙で買うとすごく高い)
Kindleにはこんな感じて送られてくる。


E-Inkの画面なので、パソコンやスマホの画面で読むのと違って目が疲れない。もちろん外出先でも読める。最初の写真に示したようにインデックスもあるし、検索機能や辞書機能もあるので便利。
そして何が楽しいかと言えば、何年か前に日経がFTを買収したため、近年は日経にFTの翻訳記事が毎日(多分)出ているので、日英の読み比べができること。
英語の記事を読んだ後に日本語の翻訳を読んで、和訳のテクニックを参考にすることもできるし、逆に日本語訳を英語に訳し直してみて、それをオリジナルの記事と比べてみるというのも、学ぶところが大きい。オリジナル記事を探すときは、Kindleで記者名を検索すれば簡単に見つかる。
写真のKindle Keyboardは米国アカウントに紐付けしてあり、日本のAmazon.co.jpに連携させることはできないので、日本語の本が原則、読めないのが残念だが、米国の新聞・雑誌が読める機能がとても便利で手放しがたい。以前はタブレットなどでしか読めなかったRunner’s WorldもこのKindleで読めるようになったので、ますますコイツが気に入ってしまっている。