各種メディアで報道され、サイバースペースでも大いに話題になっているのでご存じの方も多いと思うが、Amazonジャパンがプライム会員の会費を値上げした。
年会費は3900円から4900円に、月払いの場合は400円から500円にそれぞれ値上げになった。いずれも税込みなので10月に消費税が引き上げられたときにどうなるのかも気になるところだ。
さて、今回の値上げで一気に注目を集めているのが、Amazonゴールドカードだ。
三井住友カードからMastersブランド限定で発行されているこのカードは、三井住友カードが発行する他のゴールドカードと同様の保険がつき、空港ラウンジも利用できる。それに加え、Amazonプライムの年会費が無料になる。また通常の買物で1%、Amazonでの買物で2.5%のAmazonポイントがつく。
年会費は10,800円(税込み)だが、「マイ・ペイすリボ」の設定とWeb明細書の発行指定により、年会費を4,320円(税込み)まで抑えることができる(詳しくは以前の記事をご参照下さい)。
つまり、プライムの年会費を差し引くと、値上げ前の年会費で計算した場合、実質420円でゴールドカードが持てることになっていた。
年会費実質無料のAmazonクラシックカードでもAmazonポイントはプライム会員なら2.0%、そうでなければ1.5%つくので、プライム会員の場合、Amazonで年間84,000円以上買物をする人は年会費をポイントで回収できる計算だった。
しかし、今回の値上げにより、Amazonゴールドカードの実質年会費の方がプライム会員の年会費より安くなってしまった!(4,900円 > 4,320円)
つまり、Amazonゴールドカードを作れば(審査に通る必要はある)、Amazonでの買物の金額に関係なく、誰でも得をすることになる。プライム会員のサービスを利用する人にとって、無条件でお得なカードになったのだ!
これできっとゴールドカードの申し込みが殺到するでしょう。
ただし、こうしたアンバランスな状態がいつまでも続くとは考えにくいので、ゴールドカードの特典(プライムの年会費無料)か年会費が変更される可能性は高い。今のところ、そうした発表はないが、今後の動向に注目だ。
Amazon ゴールドカードの申し込みはこちらから。