体調不良が原因で走るのを少しお休みすることにしたら、すぐさまゴールデンウイークがやって来た。
今年のGWは改元に伴い10連休。普通なら季候も良い時期だし、マラニックなどでたくさん走りこむぞ、となるところだが、今回は汗をかくような運動を禁じられているためランオフ。
そうそう、どうでもいいことだが、ランナーの間で「ランオフ」というと、走らずにクロストレーニング(走ること以外のトレーニング)かレスト(完全休養)にすることを意味するが、金融業界で昨今「ランオフ(run-off)」と言えば、中央銀行が資産の買取で肥大化したバランスシートを段階的に縮小していくことを指す。
もう一つどうでもいいことだが、不動産業界で物件を転貸することをサブリースというが、これを「サブスリー」に空耳ならぬ「空目」してしまうことってないッスか? ホントにどうでもいいことですみません・・・
さて、連休中は走らずに何をしていたかというと、マレーシア旅行に行ってきた!
目的は、息子がマレーシアの大学に留学するかもしれないので、大学の視察。
旅行に行くに当たり、まず外貨を調達。
マレーシアはクレジットカードのスキミングが頻繁に行われていると聞いたので、カードの使用を控えるため、現金を多めに持っていくことにした。
マレーシアの通貨、リンギットのキャッシュを扱っている銀行はそこらにないので空港で両替することになるが、レートがあまりよくないため、外貨両替ドルユーロという会社からネットで購入してみた。
こちらはレートが比較的よく、銀行振り込みで決済するとすぐに現金を書留で送ってくれる。円換算で10万円以上だと送料無料。今回は申し込んだ翌日に自宅(横浜)に届いた。
利用した航空会社はマレーシア航空。行きの便の機材はA380-800。エアバス社製の世界最大の旅客機だ。
客席が2層(2階建て)になっているため、ずんぐりむっくりした印象のフォルム。1階と2階で入口が違う。中に入ってしまうと、普通のジャンボジェットと変わらないかな。
滞在したホテルはDouble Tree by Hilton Kuala Lumpur。
ここはあの有名なペトロナス・ツインタワーから地下鉄で一駅(Ampang Park駅)、徒歩でも10分少々と好立地。

ペトロナス・ツインタワー
ちなみにツインタワーの近くにはKLCCパークという走るのにもってこいの公園がある。走りたかったが、休養中なので散歩にとどめた。写真を撮りたかったが、スマホの電池が切れていて撮れなかった(涙)
ホテルはIntermarkという商業施設のビルに入っており、同じビルにマクドナルドやスターバックス、ファミリーマートのほか、スポーツ用品店や各種レストラン、さらにはJaya Grocerというスーパーもあり、大変便利。しかもクアラルンプールの中心部にあるHilton Kuala Lumpurに比べると料金が安い。
チェックインの時に応対してくれたスタッフが、我々が視察する大学の一つで勉強している学生だというサプライズもあった。インドネシアからの留学生で、インターンとしてここで働いているという。事務処理にしても、こちらからの質問や要望への対応にしても完璧な仕事ぶりだった。
大学は留学エージェントの人(日本人)に案内してもらった。10組ほどの留学希望者とともに6つのキャンパスを視察した。
特にSunway、Monash、Taylor’s APUの4つの大学については、きれいなキャンパスと立派な施設に強い印象を受けた。
マレーシアの大学は多くが欧米の大学と提携しており、ここをステップにしてさらに第三国に留学することや、ここで勉強しながら欧米の大学の学位を取得することなどができるのが大きな特徴。授業は英語なので、もちろん英語もできるようになる(というか、英語ができないと入学できないし、授業についていけない)。

上の2つはTaylor’s大学の写真。池と芝生がきれいだった。建物もきれい。

Monash大学の寮。なぜか滑り台がある!

Monash大学の経営学部の校舎内。Monashはオーストラリアの一流国立大学なんだそうだ。ここはそのマレーシア校。

Sunway大学。マレーシアの一大財閥が作った大学。Monash大学の隣にある。施設が立派。

Sunway大学とMonash大学のキャンパスは一つの街になっている感じで、遊園地やショッピングモールが隣接している。これは遊園地のアトラクション。西武園のバイキングみたいなやつだと思われる。

APU(Asia Pacific University)のラウンジ。この大学は100ヵ国以上から留学生を受け入れていて、ラウンジには留学生の出身国の国旗が掲げられている。
移動には鉄道とタクシーを主に利用。
クアラルンプールは鉄道網が発達していて、電車を乗り継いでどこにでも行けるので便利。待ち時間も少なく、東京とあまり変わらない感じがする。鉄道利用者の数は東京ほど多くないが、車両の数が少なく、通勤時間帯の混雑具合は東京に近い。

KLセントラル駅。東京駅のようなターミナル駅。それほど大きくないがきれいな駅だった。
鉄道以上に便利だと感じたのがタクシー。Grabというアプリを使ってタクシーを呼ぶと、数分で車が来てくれる。アプリで行き先を指定してから呼ぶので、英語で説明する手間が省ける。しかも料金が事前に分かる。20分くらいの距離を走って15リンギット(450円くらい)と、日本ではあり得ない低料金。あまりに便利で使いまくってしまった。
クアラルンプールは思ったより快適だったし、息子は一緒に視察に参加した優秀な学生たちから刺激を受けたようだったし、なかなか有意義な旅だった。
今回は大学を見るのが中心で、あまり観光らしいことができなかったので、また改めて訪れてみたい。
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