ダメっ子はかねてよりPDFの資料を読むためのデバイスを探していた。
そこで候補に挙がった端末が新型Kindle Oasisと楽天Kobo Aura ONEである。
条件は、目が疲れないE-Inkの画面を採用していることと、画面が大きいこと、挙動が比較的速いことである。
上記2機種の画面はどちらも300dpiのE-Ink。自動調光のフロントライトもついている。画面の大きさも、ともに標準的な6インチを上回る。ただしKindle Oasisが6.8インチ、Kobo Aura ONEは7.8インチである。
挙動は、各種レビューを見ると、Oasisの方がかなり速いようだ。そこでOasisの購入に傾いたが、こちらは値段が高い。プライム会員で4000円の割引を含めても、広告なし、wifi、8Gモデルで31,980円。対するAura ONEは24,624円(ともに税込み)。
さてどうしようかと思っていたところ、この間、Yahooカードを作ったときにもらった5000円分のTポイントが11月末で失効することを思い出した。このポイントは、Yahoo関連でしか使えないので使い道に困っていたが、YahooショッピングでAura ONEを買ってみたらどうだろう。
そう思ってサイトを覗いてみると、楽天で買うより、Yahooショップのジョーシン電機やビックカメラで買う方が安い(こちらは税込み21,000円)。しかもたまたまYahooのキャンペーン期間中で、6ヵ月無料のYahooプレミアム会員になれば1111ポイントもらえるという。また会員特典で買物のポイントは5倍になる。
これはお得なのでは???お得に弱いダメっ子は思わずプレミアム会員に入会して、1万5000円弱でAura ONEをゲットしちゃったのである!

うん、薄くて画面がおっきい。表示もきれいだ。

裏面はこんな感じ。青いのは電源ボタン。
カバーをつけると(楽天ポイントで無料でゲットした)こんな感じ。
で、肝心のPDFを表示したところ、このようになった。
A4の原版が問題なく読める。画面を横にして、横幅一杯に拡大表示するとより読みやすいが、ページの上下の移動は、マウスのドラッグの要領で、タッチした指をゆっくり上下に動かす必要がある。この動きは少し遅いが、まあ許容範囲。
またおまけ的にPocketとの連携機能があるので、パソコンやスマホでネットサーフィンをしていて気になったウェブサイトがあったら、Pocketに登録してAura ONEで読むことができる。
このブログを表示するとこんな感じ。

なかなかイケルじゃない、Aura ONE!
しかし使い勝手を細かく見ていくと、2010年に購入したKindle Keyboardの方が全体的にまだ上だと分かった。
まず、PDFのテキストにマーカーを引いたり、コメントを入れることはできない。テキストから辞書を引くこともできない。Kindleではできる。
またCalibreで電子書籍(e-Pub)化したニュースサイトのデータについても、上記のことができない。しかも目次やセクションも表示されないし、文中のリンクもほとんど使えない(たまに使えるのがある)。それになぜか、テキストの文字の順番が狂って読めないところもある。文字の表示は旧式のKindle Keyboardよりきれいなんだけど、これじゃこの用途では使えないなぁ。
そんなわけで、Kobo Aura ONEは、楽天でクーポンとポイントを使って安く買った本や漫画と、PDFの資料を読むための専用端末として利用することにする。
Kindle Keyboardは従来どおり、英語の本とCalibreで飛ばしたEconomistの記事を読むのに使うことにする。
全部一つでできれば、あれこれ持って歩かなくていいから楽なんだけど、なかなかうまくいきませんな。
Kobo Aura ONEの満足度は、今のところ70点かなぁ。