ホントどうでもいいことなのだが、気になって誰かに話したくなったのでここに書いちゃう。
世界陸上の男子競歩で20kmと35kmの両方に出場し、20kmは金、35kmは銀と大活躍したブラジルのCaio Bonfim選手。
競技中に結婚指輪をなくしたが、誰かが見つけて届けてくれたというニュースでも話題になった。
世界陸上のテレビ中継を見ていたとき、このBonfim選手のカナ表記が「ボンフィム」となっていて、TBSダサいと思ったのだ。
というのも、ポルトガル語では語尾のmはエムの発音ではなく、日本語で言えば「ン」の発音になるので、「ボンフィン」と表記するのが妥当だからだ。
おはようの「ボンジーア」はBom diaと書くし、イエスの意味の「シン」もSimと書く。
共同通信の記者ハンドブックにもポルトガル語の地名・人名の書き方のところで
語尾または音節末のmは「ン」と書く
と書かれている。
TBSはこのルールに気づかず、英語読みしてボンフィムとしてしまったのだろう。
そう思って、他のメディアの表記も確認してみてびっくり。日本の主要メディアはどれも「ボンフィム」と表記しているのだ。
TBSに寄せてしまったのか、それとも「ボンフィム」と読むのが正しいとする理由があるのか。
ちなみに、ボンフィンと表記している例を探すと、ブラジル大使館やブラジルの日本語メディアが出てくるので、ブラジル人たちは「ボンフィン」と認識していると思われる。
どうしてこんなことになっているのか謎。どうでもいいことなんだけどね。
(ちなみにBonfim選手の名前のBonとボンジーアのBomの発音は同じ。Bonfimの中のBonは語尾ではないのでmがnになっているだけの話。
Bomは「良い」でfimは「終わり」という意味なので、Bonfimは英語に直訳すればGood endingみたいな感じ。)
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