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為末大の「生き抜くチカラ」を読んだ-子ども向けだけど、大人にも生きる勇気を与えてくれる 

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こんにちは、ダメっ子のぴぴおです。

何日か前に、日経新聞に為末大さんが書いた「生き抜くチカラ」という本の広告が載っていた。為末大と言えば、言わずとしれた400mハードルの元選手。日本記録保持者であり、世界陸上で2度銅メダルを獲得した。TBSの世界陸上中継では「侍ハードラー」のニックネームが付いていた。

為末さんは、深く物事を考える人のようで、これまで様々な本を書き、ブログやツイッターでもいろんな意見を発信している。その意見には、思わず耳を傾けてしまうものが多いので、この本は小学生向けとはいえ、とても気になった。そこで、息子(高校生)にも読ませるという名目で買ってみた。

本には為末さんから子どもたちに向けた50のメッセージが書かれている。

こんな風に、見開きで右側にメッセージ、左側にその説明がある。そして子どものクレヨン画のような味のあるイラストも加えられている。

僕としては、特に以下の項目が心に響いた(数字は項目の番号)。

11 「自分にはこの道しかない」なんて思わずに、「ほかの道もある」と気づくだけで、いまがとっても楽になる。

そうだよなー。自分も銀行の仕事が嫌になっていたとき、大学の先輩から「留学でもすれば?」と言われて、仕事を続ける以外の道もあると気づき、急に目の前が開けたのだった。

12 「自分が勝てる場所」を見きわめる。

これも大事。今の実務翻訳の仕事を選んだのは、こういう考え方をしたからだった。

13 「せっかくここまでやってきたんだから」には要注意。

人はどうしてもサンクコスト(sunk cost:それまでに費やしてきた費用や労力)に捕らわれがちだけど、ダメだと分かったらすぐにやめた方がいい。そう思ったのが、リディアード式の練習を先日打ち切った理由である(リディアード式の練習自体は効果的だと思うが、今の自分の体調には合わないと思った)。

17 アドバイスはどこまでいってもアドバイス。

迷っているときは、人にアドバイスを求めたくなるけど、最終的に決断するのは自分だということ。最近、家族で大きな決断を迫られることがあったが、いろいろな人の意見や様々な情報を参考にしつつ、最終的な判断は他人に委ねず、自分たちで下した。

19 まじめになりすぎない。かっこつけすぎない。いい人でいすぎない。

これは、自分がすごくはまりやすい罠。ダメっ子がダメっ子であるゆえんでもある。なかなか変えられないんだよな~。

20 「負けぐせ」をつけない。

これも耳が痛いこと。僕はいつも肝心なレースで力を出せず、すっかり負けぐせが着いている。「小さな勝ちを積み重ね、自分に自分を信用させて負けぐせを克服しよう」だそうです。

24 「好きなことをやる」ではなく、「世の中に求められていることをやる」もアリ。

そうだよね。自分にばかり目を向けるのではなく、外に目を向けるのも、有意義な人生を送る秘訣かも。僕も世の中に求められていることをもっとやって、人に感謝されたりすれば、自己肯定感が上がるかも。

29 がんばるために、しっかり休む。

がんばりすぎてヘトヘトになり、力が発揮できなくなってしまったのがダメっ子。休むの大事。

39 ものごとを知りすぎると、理由のない勇気がなくなってしまう。

サブスリーの価値がよく分かったら、自分は不相応なのではと思ってしまい、サブスリー直前でブレーキがかかってしまった。周りを見ても、怖い物知らずで突っ込んでしまう人の方が、あっさりサブスリーを達成している。

40 自分の「好き」「合っている」を見つけるために、とにかく何でも経験する。

これは、高校生の息子に伝えたいこと。僕は中学生のころ、「将来の目標を決めなさい」と学校に言われたけど、経験が少ないから自分が大人になってどういう仕事をするのか想像がつかなかった(そもそも、世の中にどういう仕事があるのかもよく分かっていなかった)。やっぱり経験が大事だと思う。

41 「努力」は「夢中」に勝てない。

これはこのブログのテーマでもあります!夢中になって取り組めば、必死にがんばるよりも楽しいし、成果も上がる!

こんな感じで、本書にはいろんなメッセージが刻まれている。読んだ人の置かれている立場によって響くポイントは異なると思うが、子どもに伝えたいメッセージや、自分自身に言い聞かせたいメッセージが必ず見つかると思う。大人なら30分もかからずに最後まで読める短い本だが、だからこそ家族みんなでいっしょにページをめくりたい、そんな一冊だ。

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