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eA心拍トレーニングプロジェクトに参加

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e-Athletes(eA)が心拍トレーニング・プロジェクトなるものを始めるという話を先日、聞いた。ダメっ子はこのところ、心拍数で負荷を調整したトレーニングに関心があるので、申し込んでみた。

今日はそのスタートアップ講習会が行われた。

なお、これは「プロジェクト」であり、単に練習方法を習う1回限りの講習会ではない。今回の講習を受けたら、後日、PDFのマニュアルが送付され、さらに毎週、各人のレースまでの日数や練習の進行具合を加味した週間練習計画が「ステップメール」という形で送られてくる。

練習計画はオーダーメイドというわけではないそうで、各人の状況に合った定型メニューをコーチが選択して送ってくるという形だと思われる。(これで2000円はコスパ高い!)

講習の内容は、割と一般的な話だった。

大きなポイントは、トレーニングは強度が違えば効果が違うため、①どの効果を狙うのか(スピード、スピード持久力、スタミナのどれを鍛えるのか)、②そのためにどの水準(ゾーン)の心拍数をターゲットにするのか、③ターゲットの心拍数にするためにどんな練習メニューを選択するのか、というふうに考えていく必要があるということ。

興味深かったことが2つある。1つは、心拍数は、走力や年齢が同じくらいでも人によって全然違うので、自分の特性を把握する必要があるということ。ちなみに、ダメっ子の最大心拍数も、一般的な公式(220-年齢)で出る値より25くらい高い。

2つめは、外的要因(気温など)によっても心拍数は変わるので、外的要因が普段と異なるときは、狙った強度の練習にするために、その点をターゲットの心拍数に加味する必要があるということ

これらは当たり前のことかもしれない。なぜ興味を持ったかというと、マフェトン理論ではこれらの点があまり考慮されていないと気づいたからだ。

まず心拍数の個人差について見てみる。

マフェトン理論では、ターゲットの心拍数が180-年齢±5~10の式で設定される。このプラスマイナスのところが各人に応じて調整する部分なのだが、調整の仕方に問題がある。

簡単に言うと、病み上がりの人は-10、風邪をひきやすい人などは-5、普通の人はそのまま、2年以上うまくトレーニングができている人は+5とされている。つまり体力に応じて調整されてはいるが、体力とは無関係に、人によって心拍数の水準が大きく異なるということが全く考慮されていない

ダメっ子の場合、上述のように最大心拍数が一般的な公式で出る値よりだいぶ高いので、練習の効果を上げるには、マフェトン理論の公式で出る値よりターゲットを高くすべきなのかもしれない。

次に、外部環境の変化についていえば、eA式とマフェトン式は正反対の立場だった。

マフェトン式は「心拍数至上主義」なので、登り坂で心拍数が上がれば、ターゲットの心拍数になるまでペースを落とす(歩くまで下げることもある)。

しかしeA式はそうではなく、例えば気温が高くて心拍数が高めに出ていれば、ターゲットそのものを微調整する。ただし、心拍数のターゲットを上げて(ターゲットを無視して)普段と同じペースで走るという意味ではなく、ターゲット心拍で普段走るときと同じ体感になる程度にペースを調整するということらしい。つまり、究極的に重要なのは体感であり、心拍数はそれを客観視するための参考情報ということ

上記の2点を踏まえると、ダメっ子がマフェトン式の練習を3週間繰り返してどんどん体力が低下した理由が分かるような気がする。

マフェトン式でうまくいく人もいるのだろうが、ダメっ子には負荷が弱すぎたのだ。マフェトン理論の公式に基づくターゲット心拍数がダメっ子には低すぎるため、弱すぎる負荷で練習を続けることになった。結果として、それに体が順応して体力が低下していったのだと考えられる(まあ3週間なので、それほど大きな違いはないはずで、この間にガーミンのVO2Maxが4も落ちたのは、心拍計の誤作動の影響もあるだろう)。

また登り坂では心拍数がグッと上がるが、体に感じる負荷の増え方は心拍数の変化が示すほどではない。アップダウンの多い緑道で低い心拍数を維持しようとすると、歩いてばかりになって筋肉に刺激がいかない。

マフェトン理論には傾聴すべき点もあるが、マフェトン博士の提唱する具体的な練習方法は自分には合わないと分かったので、もうマフェトン式はやらない。

ダメっ子が3月のはなももマラソンまでやってきた福澤式トレーニングも良かったが、これは練習方法が画一的なので、前シーズンのダメっ子のようにうまくハマれば効果的だが、歯車が狂ったときの修正が難しいと思う。

今回は、このプロジェクトに参加してeAのサポートが受けられるので、12月のさいたまマラソンまではeA式でやってみようと思う。いろいろ浮気してきたけど、これで今シーズンの方針は決まった感じ。その後、eA式を続けるか、福澤式に戻すかといったことは、またそのときに考える。

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