こんにちは、ぴぴおです。
この間、kindle unlimitedでkindleやスマホがコスパ抜群の能力開発ツールになるという記事を書いた。
これからはそれを実証するべく、kindle unlimitedで読んだ本を時々、紹介していこうと思う。
なお、kindle unlimitedの対象電子書籍は頻繁に変わるので、当ブログで紹介する書籍がいつでもkindle unlimitedで読めるとは限らない点にはご注意いただきたい。紹介した書籍に関心を持って、リンクからAmazonのサイトにアクセスしたときに対象外になっていた場合は、購入してみるか、類書をkindle unlimitedで探すかして欲しい。
さて、今回紹介するのは、「マンガ 日本最大のビジネススクールで教えているMBAの超基本」(かんべみのり著)だ。
読んだきっかけ
高校生の息子が進路を考える中で、経営学部ではどんなことをするのか知りたいというので、ヒントになればと思ってダウンロードしてみた。
MBAは経営大学院なので、学部より高度で実用的なことをやるのだろうが、学ぶことのジャンルとしては大筋同じだろうと安直に考えた。息子に読ませる前に自分で読んでみた。
本の内容
国内MBAとして有名なグロービス経営大学院に作者が実際に入学し、MBAを取得した経験に基づくマンガだ。
MBAではさまざまな科目を学ぶが、このマンガを読むと、それぞれの科目の概要が理解できる上、MBAの授業の進め方なども分かる。
章立ては以下のとおり。
- 第1章 クリティカルシンキング
- 第2章 マーケティング
- 第3章 会計・ファイナンス
- 第4章 ビジネス定量分析
- 第5章 リーダーシップ
- 第6章 志
マンガである上に全131ページなので、サクッと読める。こういうお勉強系のマンガには読みにくいものがあるが、これは読みやすい。
また、短いが内容は結構しっかりしている。実はダメっ子はアメリカで経営学を少しかじったことがあるのだが、その経験から言っても本書の内容はなかなかよい。特にマーケティングの基本的な概念や決算書の見方などは、実例を挙げつつ、非常に整然と、かつ分かりやすく書かれている。
感想
作者が実際にMBAコースを受講して経営大学院を卒業しただけあり、本書は内容が簡潔に整理されていて分かりやすい。
作中、作者は自分のことを「イケてないOL」として描いている。確かに、大学卒業後に定職に就かない時期がしばらくあったようだが、神戸大学法学部を卒業しており、頭はよい人だと思われる。MBAを始める前には、英国に留学してイラストの勉強をした経歴があり、英語もできるようだ。
また本書によると、作者はMBAを取得して職場でキャリアアップを果たした上、イラスト×MBAという希有なスキルの組み合わせを生かし、本作で漫画家デビューも果たしている。さらにいえば、MBAコースで旦那さんとも知り合ったのだというから、経営大学院入学をきっかけに人生を切り開いたといえよう。そうしたサクセスストーリーの一端として本書を読んでみても面白いかもしれない。
書かれている内容は初歩的なことなので、あくまでも学習の導入にしかならないが、「経営学部・経営大学院でどういうことを学ぶのかを知りたい」という今回の自分(と息子)のニーズにはぴったりだった。
息子はこれを読んで、意外にも経営学に強い関心を持ったようだった。高校の勉強と違って、実際のビジネスの現場やお金に直結する科目が多いので退屈しそうにないと言って、他のビジネス書も読み始めた!
なお、Amazonによると、作者のかんべみのりさんは、本書を含め4冊の著書(マンガ)を出している。この本を読んで経営学に興味を持った人は、巻末に記載されている「もっと勉強したい人のためのおすすめ本」に加え、かんべさんの他のマンガも読んでみるといいだろう。
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