ダメっ子は、足底筋膜炎で足裏が痛むため、6月1日からほぼ一貫してゆるゆるのジョグを繰り返している。特に8日からは、マフェトン理論を意識して心拍数を130前後に抑えている。
7日に10キロのビルドアップを1回行ったが、それ以外は全てゆるゆるジョグ。距離は、15キロ走った日と31キロ走った日が1日ずつあったが、それ以外は4~6キロにとどめている。
マフェトン理論とは、心拍数を一定の低い水準(具体的には[180-年齢]に±5~10の調整を加えた値)に抑えた軽い運動を続けていれば、次第に持久力などが向上していくというもの。
この理論に基づく練習方法に従って20日間過ごしたところ、体にどのような変化が起こったのだろうか。
まず、ガーミンの測定するVO2Maxは、5月31日に55だったのが、徐々に低下して今は51になった。
次に、平均心拍数130~135で走ったときのペースは、1キロ6分台前半から7分台後半に落ちた。
一方、体重は先週まで1キロ弱低下していたが、また戻ってしまった。
つまり、数値としては、20日間で心肺機能は大幅に低下し、体重は変わらないというのが現状。
実際に、日々の練習での体感としても、体力が上がっている感じはまったくしない。むしろ、数字が示すほど大幅ではないものの、下がっている感じがする。
福澤式トレーニングで毎週少しずつ体力が向上していく感じが得られたのとは、実に対照的だ。
冷静に考えてみれば、負荷を落とした練習を繰り返していれば、その弱い負荷に体が慣れるのは当然。マフェトン理論の妥当性に疑問を感じてきた。
体力を向上させるには練習の負荷を適切に調整する必要があり、そのためには心拍数を見るのが重要であることは理解できるが、マフェトン理論で提唱される負荷は果たして適切なのだろうか。マフェトン式の練習よりももっと効果的な方法があるのではなかろうか。
今度、e-Athletesが行う講習会で心拍計を使った練習方法について話を聞く機会があるので、その辺を検証してくる!
コメント
コメント一覧 (2件)
マフェトン理論の検証ですが、こんな短期間での検証ではなく年単位で行う必要があると思います。
経験からなのですが、マフェトンの心拍レンジで2年ほど片道5km徒歩通学していました(マラソンに出るのが目的ではなく、体重増加を抑えるのが目的)。
あるテストの朝寝坊して、5km全力疾走しないと学校に間に合わない状況になってしまいました。
当時はランニングがとにかく嫌いで苦手で、でも、食事制限はしたくないから、早足で歩いていた程度だったので、当然走れるとは思わず、バスにのって行く予定だったのですが、電車がまさかの遅延。
バスが行ってしまったあとだけど、貧乏学生の身。タクシーなど使えるわけもなく。。。
単位がなくなったと思いながらも諦めきれず、市街地を全力疾走した所(当然、人は避けつつ、4車線道路での信号では止まりつつ)20分で学校に到着。
汗は文字通り滝のように流れ、答案用紙を濡らさないために頑張るというおまけは付きましたが、入場できる時間に間に合い、加えて試験は平常通り受験し、単位は取得、という過去を持っています。
という経験より一時的には体力が落ちると思いますが、なが~い目で見ていたら、強くなっていると思います。
といいながら、社会人になってからはこんなに歩けていないので、いまの全力で走ってもキロ4分を切る超高速では走れません。。。(フル30回ぐらいは完走してるんですけど、5時間前後の鈍足ランナーです)
やっぱり、学生時代のこの「トレーニング」を復活させないとな、と思い、マフェトン理論をキーに検索していたらこのページに至りました。
浩哥哥さん、コメントありがとうございます!!
このブログを書いた当時は、そのような生の情報を探していたのですが、なかなか見つからなかったのです。
マフェトン理論の効果を実証すると思われる貴重な体験をされていたんですね。
なるほど、一時的に体力が落ちることはあるんですね。とても参考になりました!
私のように趣味で走っている人間にとって、マフェトン理論の練習は、辛くないという点では望ましいのですが、面白くないのが難点です。
しかし効果があると分かれば、来季のトレーニングに組み込むことも検討してみようと思います!